金のなる木が身代わりに？

高校生の時に自宅に良く野良猫が遊びに来ていて。
弁当の残り物やら、お菓子などをあげて遊んでいました。うちの家族は猫が全く駄目で、ぶんちょが遊ぶのを恐々見ておりました。

ある日家に帰ると、その猫が家の前で車に轢かれて死んでいたとその時に同居していた祖母に告げられました。祖父が穴を掘って庭に埋めてくれたそうです。

「きっと、あの猫はぶんちょの身代わりになってくれたんだよ、本当はぶんちょが車に轢かれるはずだったんだよ。」と祖母。

はぁ？？？
何故、身代りなどと言う話になったのかが良く判ら無かったけど、折角だからそうなのだと言うことにしておきました。

身代わりに成る程世話をした覚えも無いのですけど、ちゃんと埋めて貰ったのなら良かったのかもしれません。

で、去年の事です。

ぶんちょが名前に惚れて、お金になれ幸運を連れて来いと、育てて大きくなってた金のなる木が、根腐れを起こしていたんです。
手術したり、仕事が変わったり、何かいろいろ大変で、ちゃんと世話が出来て無かったんですね。

太かった幹が腐ってスカスカになり、真っ直ぐ立てずヨロヨロ状態に。

ぶんちょの身代わりになったのよ❗️
と、奥さん。

身代わりになったのかお前！
と、最初は思ったのですが。哀しみよりも何とかしなければと言う思いがムクムクと起こってきました。

お金が入って来て欲しいと下心は有ったものの、それでもプクプクと可愛いいたたたずまいで、水やりに肥料にと結構大事にした金のなる木。
ぶんちょの身代わり何かにしてたまるかぁ！

思い切って手術。腐った所を切り落として、せっかくだから大きな鉢に代えて、土も全部入れ換えて。
何日か乾かして祈る気持ちで植え付けました。

幹こそ延びませんでしたが、今もどうにか元気に活きております。もう少しで冬も越せそうな感じです。

このまま大きく育って、お金とか幸運とかをガッツリ運んでくれればなぁ。身代わりにはもうならなくてもよいから、そちらを頼みたいぶんちょです。