崖っぷちにガンまで来た

甲状腺ガンになった日々の生活の記録

至福の読書

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中学三年の春休みだったのでは無いかと思うのですが。午前中に本屋に行って、中途半端な休みを潰す本を一冊探して買いました。

そんなに小遣いも無いし、シリーズ物で失敗すると目も当てられないので、シリーズ物の一冊だけ買って家に帰りました。
一冊読み終わってはたと気が付くと夜になっていたので寝ることにしました。ご飯はどうも、食べていたような。

次の日も本屋にに行ってその続きを買って家に帰りました。
その日も、はたと気が付くと本を読み終わっており、夜になっていたので寝ました。
次の日もその次の日も。

そんな毎日が一週間続きます。
毎日毎日、本の世界にどっぷりと入り込み、登場人物と一緒に泣き笑いしながら旅をしました。

一生に一度の至福の体験でした。
その本は指輪物語と言う題名でした。

其から何度か、もう一度指輪物語を読み返えそうとしたのですが、どうにも入り込めません。
不思議と読む気にならないのです。

その時だけの特別な時間だったのかもと思うぶんちょでした。